加部千賀子

加部千賀子

住宅設計にあたって

とにかく『元気の出る』家が一番です。 ほとんどの建て主さんが、広くて収納の多い住宅を望むますが、それは必要であっても十分とは言えません。 住み始めると心がウキウキして何かやりたくなる、何でも物事に好奇心が沸いてくる家が望ましいです。 例えば昔楽しんだ楽器を取り出して演奏するとか、壁を飾るために絵を描いたり小物を作る等々。

家族同士の気配が伝わる空間構成も欠かせません。 一人凝っている事が他の人にも自然に伝わり、結果的に家族の繋がりがより深いものになるからです。 ともすれば薄くなりがちな現代の家族関係を育むため、住まいは大切な要素だと思います。 楽しく暮らせる住まいづくりを心がけています。

建て主さんへのメッセージ

建て主さんの視点に立ち、耳を傾けて設計する―を心がけています。 建て主さんの新居への夢と希望を可能な限り実現するよう努力し、家族みんなが「楽しく暮らせ、元気が出る家づくり」を目指しています。

高齢者の住まいづくりでは、生活の癖や行動パターンなどご本人が気付かないで行っていることをも抽出します。 そして、身体に染んだ間取りやこれまでの行動パターンを変えずに改良した設計をご提案します。 若い世代とは異なり、新しい造りは体が慣れず、 身心共に負担がかかるからです。

働く女性、熟年・高齢者の住まいの設計に力を入れています。

工事見積や現場段階では、工事内容やコストについて入念にチェックを致します。

自己紹介

家族は、子供2人と愛犬が巣立ち、今年から夫婦だけの生活です。 近くに住む父(94歳)が、我が家で日曜日お昼を一緒に食べる習慣は15年間変わりません。 毎夕、父のお世話に通う事も継続です。

趣味は、長年のスイミングを小休止し、エアロビクスに嵌っています。 全てを忘れ集中し汗を流すのは、最高に気持ちがいい!毎日の筋トレやストレッチも欠かせません。 音楽はジャズを聴くのが好きです。

一方、‘女性建築技術者の会’代表を務めた4年間で、宮城県東松島市で震災で無くした家の間取りを再現する「記憶の中の住まいプロジェクト」を立ち上げ、活動を続けています。 地域では、保育園や特別老人ホームのリフォームも手掛けています。 これまでの設計の経験を生かし、仲間や地域と連携し、暮らしやすく質の高い家づくりの一助となりたいと思っています。
(2015年6月記)

略歴
1950. 4
山梨県大月市に生まれる
69. 3
都立三鷹高校卒業
71. 3
横浜国立大学教育学部 中途退学
75. 3
東京電機大学工学部建築学科 卒業
(株)キャビネ・レン・スズキ、ジグ設計工房を経て
79.10
ビラテック建築設計事務所を千駄ヶ谷に設立(加部純夫と共同経営)
88. 4
法人化・改名、(株)ビラ・プランニングを設立
98. 4
東京電機大学工学部建築学科 非常勤講師
~01. 3

2006. 4
共立女子大学家政学部建築・デザイン学科 非常勤講師
~10. 3

2011. 1~14.12
女性建築技術者の会 代表
2013. 1
(株)ビラ・プランニング解散を解散し、加部設計1級建築士事務所設立 代表。
現在に至る
受賞履歴
1995
(株)リブラン女性向分譲マンション指名コンペ当選
97
第2回JUKEN実施作品コンペ<マンション"セーヌ26">佳作
97
第20回INAXデザインコンペ<武蔵野N邸>奨励賞
98
第10回(社)住宅産業開発協会<マンション"セーヌ26">優秀賞
2004
第5回東京ガス あたたかな住空間デザインコンペティション入選
資格
一級建築士
仕事内容
住宅・共同住宅の建築設計及び内装設計。
特に高齢者と子育て中の共働き家族の住まいに力を入れている。
設計方針
  • 生活者の視点に立ったきめこまやかな設計がモットー。
  • 家族みんなが楽しく暮らせ、元気の出る家づくりを目指す。
  • 工事見積や現場段階では、建主にかわって入念なチェックを行う。
  • 新居への夢をできる限り実現できるよう努力する。
設計対象
新築/注文住宅、高齢者施設、集合住宅、店舗
リノベーション/住宅(戸建・マンション)、高齢者施設、店舗、保育園
扱う構造
木造(在来工法)、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、混構造
所属

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